FC2ブログ

スポンサーサイト

上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。

「日本海軍400時間の証言」を読んで

先日「日本海軍400時間の証言」(NHKスペシャル取材班)を読みました。
取材班が、現代の組織に通ずる問題として取り組んだこともあって、経営管理の観点からも、なかなか示唆に富んだ内容に仕上がっていたと思います。

特に「海軍あって国家なし」の箇所は、組織のセクショナリズムの弊害、部分最適に陥りがちな組織の実例として、興味深く読みました。

海軍で起きたセクショナリズムの弊害は、企業、官公庁問わず、現代の組織に通じる問題だと思います。

セクショナリズムの弊害を防ぐには、組織全体の視点から意思決定する部署を設けるのもひとつの方法だと思います。たとえば、小泉首相の経済財政諮問会議、あるいは野田首相の経営戦略会議など。

株式会社でいうと、セクショナリズムを防ぐ観点からは、ガバナンスの形態として委員会設置会社のほうが優れているように思います。取締役が大局的な判断を下しやすいですから。監査役設置会社の場合、業務担当取締役が設けられることが多いのですが、どうしても、自ら担当する部署の代弁者になりがちです。

しかし、何年か前に、あるシンクタンクが作成したコーポレートガバナンスに関する調査報告書を読みましたが、委員会設置会社と監査役設置会社では、業績等のパフォーマンスで特に有意な差がみられなかったとのこと。

もっとも、委員会設置会社の取締役が執行役を兼任することも多いこと、そして、総合的にみれば、委員会設置会社と監査役設置会社には、それぞれ一長一短があること、また、その他にも企業の業績等のパフォーマンスに影響を及ぼす要因が数多くあることから、どっちの形態を採用したかで、ダイレクトに差がでるとは思えませんが。

いずれにしろ、セクショナリズムを防ぐには、単に組織をいじるだけでなく、もっと根本の問題として、社員教育や、組織全体の目標に整合した人事評価制度等で、全体目標を共有する文化を醸成していなければ、実効性が上がらないといえるでしょう。







スポンサーサイト
プロフィール

木村総合会計

Author:木村総合会計
木村総合会計のブログにようこそ。
このブログでは、仕事にかぎらず、いままで、日々感じたこと、思いついたことを、形式ばらず、ざっくばらんに書いていけたらとおもっています。
今後ともよろしくお願いします。

最新記事
最新コメント
最新トラックバック
月別アーカイブ
カテゴリ
検索フォーム
RSSリンクの表示
リンク
ブロとも申請フォーム

この人とブロともになる

QRコード
QR
上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。